債券価格モデル、資産運用会社がアップデート-新たなリスクに対応
記事を要約すると以下のとおり。
実物資産に絡む債券価値を再評価する資産運用会社が増えている。 バークレイズのアナリストによれば、自然関連リスクはソブリン債市場全体でミスプライス(適正価格からかい離した状態)を引き金になるとみる。 信用格付け業界はまだ、気候変動リスクをどうモデルに組み込むのがベストなのかを見いだせていないことから、債券投資家は直面する新たな状況を乗り切るため、独自の評価に頼らざるを得ないのが現状だ。同研究所で債券市場を専門とするエネルギー・ファイナンス・アナリストのヘイゼル・イランゴ氏によれば、こうした内部の警告はほとんど聞き入れられていないという。また、ソブリン債が格下げとなれば借り入れコストの上昇につながり、最終的には「債券保有者にとって信用リスクを増幅させる」とオニール氏は、こうしたリスクに対処するため、一層多くの投資を行う必要があると指摘した。さらに、「国家レベルでは、経済成長に影響を与えるだろうと付け加えた。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 債券価格モデル、資産運用会社がアップデート-新たなリスクに対応