大手米銀、1-3月に預金70兆円が減少か-14日から決算発表
記事を要約すると以下のとおり。
大手米銀が1-3月(第1四半期)の決算を発表する時に、顧客が銀行預金を他の商品に移す動きの影響が明らかになる。 ウェルズ・ファーゴのアナリスト、マイク・メイヨー氏はインタビューで、「銀行にとって圧倒的に重要な問題は、第1四半期と3月の預金動向だと述べ、決算発表時に「この疑問に答えない銀行は失格だ」と話した。同日中に預金残高を公表し、その数字は一部のアナリストが懸念していたよりも良好だったため株価は下げを縮めた。 1-3月についての大手銀行の開示データが予想より悪ければ、預金を巡る懸念は高まり、業界の健全性と将来についての疑問を喚起するだろう。 ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、デービッド・キアベリーニ、ブライアン・ビオリノ両氏はリポートで「預金集めの環境は既に非常に競争が激しい状態だったが、最近の銀行破綻はこれをさらにエスカレートさせるかもしれない」と指摘した。銀行が預金金利引き上げを強いられればこの利ざやが縮小すると、アナリストは懸念する。同氏は2023、24年の銀行利益見通しを「預金ベータ加速によるNIM低下を反映」して引き下げた。ローン需要が湧いてくるまでの間少しでも利回りを稼ごうと考えた。 「資産負債管理(ALM)の点での悪夢だとメイヨー氏は述べた。」 アナリストや投資家は、こうした証券ポートフォリオのパフォーマンスがどうなっているか、最近の混乱を受けて銀行が投資についてのアプローチを変更したかを知りたがるだろう。前年同期にはロシアのウクライナ侵攻が市場を揺さぶり顧客の活動が高水準だった。原題:TopUSBankstoReveal$521BillionDepositDrop,MostinDecade(抜粋) 。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 大手米銀、1-3月に預金70兆円が減少か-14日から決算発表