日本でプライベート資産販売が増加、360兆円の富裕層資金取り込みへ
記事を要約すると以下のとおり。
日本の証券会社は、増加傾向にある国内富裕層により多くのオルタナティブ資産を提供するため準備を進めている。右田氏によれば、富裕層向けの私募ファンドを開発するチームを21年に立ち上げ、スタッフは当時の15人から23人に増えた。 世界中の投資家と同様、日本の多くの富裕層も、相場下落の影響を受けにくいとされるプライベートエクイティー(PE、未公開株)などのプライベート資産に資金を向けたいと考えるようになっている。 世界最大のオルタナティブ投資運用会社であるブラックストーンは、日本の富裕層にプライベートクレジット商品を提供する機会を増やそうとしているファンドの一つだ。野村総研は1億円以上の金融資産を保有する世帯を富裕層がよりリスクの高い投資にシフトすれば、日本の投資家は財務面で保守的な傾向があり、資産の50%以上を現金や銀行預金で保有している。この比率は欧米よりもはるかに高い。同社は富裕層がプライベートクレジットに振り向ける資金を増やすともみている。 UBSSuMiの青木大樹日本地域最高投資責任者は、日本の富裕層顧客にはポートフォリオにオルタナティブ資産を20%程度組み入れることを推奨しており、長期保有を希望する場合はさらに高いリターンを提供できると説明している。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 日本でプライベート資産販売が増加、360兆円の富裕層資金取り込みへ