日銀がYCC運用を柔軟化、長期金利の指し値オペ1%に引き上げ
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行は28日の金融政策決定会合で、長短金利を操作するイールドカーブコントロール(YCC)政策の運用について、指し値オペの水準引き上げなどの柔軟化を決めた。0%程度の許容変動幅に「めど」との表現を加え、上限の厳格運用を緩和した形だ。今回の日銀の対応は、足元で市場機能などの副作用が顕在化していない中でも、物価の上振れリスクを意識し、潜在的な長期金利の上昇圧力に対応したといえる。 会合結果を受けて債券市場では長期金利が上昇し、一時0.575%と14年9月以来の高水準を付けた。日本銀行本店Source:Bloomberg YCC運用の見直しは、昨年12月に10年物国債利回りの許容変動幅を上下0.25%程度と明確化するとともに、必要な場合に強力に上限を画す連続指し値オペ制度を導入。 日銀は、経済・物価を巡る不確実性が極めて高いことを踏まえると、上下双方向のリスクに機動的に対応し、YCCの枠組みによる金融緩和の持続性を高めることが適当だと説明した。YCC修正・撤廃が決まれば「サプライズ」と6割が回答していた。一方、24年度は1.8(注)単位は%。
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