日銀会合注目点:マイナス金利解除の距離探る、声明文や総裁会見注視
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行が19日に結果を発表する金融政策決定会合では、早期の政策正常化観測が強まる中で、マイナス金利の解除への距離感を探ることになる。マイナス金利解除、日銀は今月急ぐ必要ほとんどないとの認識-関係者マイナス金利やイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の枠組みの撤廃は見送られ、現状維持が決まる公算が大きい。 ブルームバーグが1-6日に実施したエコノミスト調査では、ほぼ全員が今会合での政策据え置きを予想。このメッセージは来年、恐らく7月の政策転換を円滑に進めるための地ならしという長いプロセスの一環だと私たちはみている木村太郎シニアエコノミスト全文(英文)をご覧になるにはこちらをクリック米利下げ観測 市場では、来年早々のマイナス金利解除に向けて、声明文に明記しているフォワードガイダンス(先行き指針)が今会合で修正されるとの見方もある。 13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を受け、連邦準備制度理事会(FRB)が来年前半にも利下げに転換するとの見通しが強まっていることも、日銀の判断を複雑にする可能性がある。 岸田文雄首相は13日の記者会見で、日銀には「しっかりと念頭に置いて政府と連携をしていただきたい」と述べ、適切な金融政策運営への期待感を示した。堅調な12月短観も踏まえ、景気は緩やかに回復しているとの判断や基調的な消費者物価が2%目標に向け徐々に高まるとの見通しは維持の公算が大きい個人消費は7日の国会で、現在の日銀当座預金の3層構造の取り扱いにも関心。
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