日銀3月会合でサプライズ見込まず、金融機関の含み損拡大に懸念の声
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行が3月に開く金融政策決定会合で、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の再修正など何らかのサプライズは果たしてあるのか。 3月に日銀が長期金利の許容上限が大きく引き上げを求め投機的な売りを続ける可能性が高く、「上限を修正するなら、「多くの市場参加者がフェアバリューを1%まで上げるか、目標自体の撤廃を選択せざるを得ないと松沢氏は指摘。」ピクテ・ジャパンの大槻奈那シニア・フェローによると、昨年9月末時点で約6300億円だった地方銀行の収益にプラスの影響を及ぼす。大槻氏の試算では長期金利が1%に上昇し、国際決済銀行(BIS)の自己資本比率規制をクリアする上で含み損を考慮する必要もないため、享受するメリットは相対的に大きいという。 しかし、3月期末前となると話は別だと大槻氏は語る。 地銀マネーの運用や投資助言を行うオールニッポン・アセットマネジメントの永野竜樹社長も、3月期末前だと金利上昇に対する準備不足の金融機関も多く、混乱を招きかねないとの認識だ。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 日銀3月会合でサプライズ見込まず、金融機関の含み損拡大に懸念の声