第一生命、金利上昇局面で超長期債を追加投資－日銀は近々政策修正

第一生命保険は日本銀行の政策修正が近々行われると予想し、超長期金利が大きく上昇すれば、投資額を拡大する方針だ。
　足元で1.5～2.3％を上回って推移する30年債利回りについては、2％程度の同社の予定利率に近づき、「円債投資の魅力度は上がっていると指摘。」
日銀の金融政策決定会合を来週に控え、生保各社の運用方針に注目が集まっている。
　日銀が何らかの政策修正を行った場合、金利は上昇方向とみるが、「何回も利上げして金融を引き締める環境ではなく、比較的落ち着いた動きになると予測した。」
各アセットの方針詳細円債は「増加」上期は残高増加。
下期はリスク許容度や為替水準次第で機動的にコントロール不動産は「増加」上期は残高増加。
下期も残高増加。
プライベートエクイティーは収益力向上を目的にバイアウトファンド・ベンチャーファンドやインフラファンドなどリアルアセットへの投資を引き続き強化【2023年度下期運用計画】 円債ヘッジ外債オープン外債国内株外国株不動産貸付オルタナティブ第一生命増加金利水準次第為替水準次第減少株価水準次第増加横ばい増加【2023年度下期の金融環境見通し：想定レンジ（年度末）】 国内10年金利（％）日経平均（円）第一生命0.90）3.50）28000～38000（34000）29000～39000（35000）130～155（145）140～170（155）関連記事日本生命、超長期債「やや抑制」－金利先高観と日銀政策修正の可能性明治安田、超長期債は「やや慎重」－日銀政策修正後に積み増しかんぽ生命、米長期金利ピークと日銀政策修正を見極め－超長期債投資大樹生命、30年債2％超えなら超長期債投資加速－下期計画250億円富国生命、金利先高観で下期の円債投資ゼロ－上期はオープン外債増加。