米債券市場に新たなリスクの影、米利上げサイクル終了近づく
記事を要約すると以下のとおり。
米債券相場が反発するという賭けはまだ先行き不透明だ。ウォール街のディーラーは、政府が借り入れ拡大に伴う国債大量発行が間もなく始まると予想。日本の投資家に米国から資金を引き揚げ国内投資に向かわせるインセンティブが強まった。連邦公開市場委員会(FOMC)後に見られた利回り低下は帳消しになり、米10年国債利回りは上昇した。 ブルームバーグのベンチマーク指数によれば、米金融当局が来年半ばまで政策金利を5%超の水準に維持し、そこから徐々に下げていく可能性を市場が十分に反映したときに米国債市場の月間騰落率は3カ月連続でマイナスとなり、年初来では1%程度の上昇にとどまっている。 スワップ・トレーダーは、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を5.25-5.5%に引き上げた26日の決定が、FOMCの最後の利上げになる可能性が高いと見ている。 だが、パウエル議長はデータ次第のアプローチを取っているため、経済成長やインフレが加速すれば、こうした予想は容易に変わり得る。
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