金融市場動揺はハードランディング示唆するに至らず－ハートネット氏

世界の金融市場の動揺は、経済のハードランディングを懸念させるような規模にはまだ達していないと、バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）のマイケル・ハートネット氏が指摘した。
「投資家のフィードバックは「混乱している」が、米利下げへの期待は、大手ハイテクに株に連動する上場投資信託（ＥＴＦ）とフィラデルフィア半導体株指数の200日移動平均線のすぐ上で推移しているが、下げが再開するようならば、Ｓ＆Ｐ500種の次のサポートは2021年の高値になり、これに抵触することはさらに10％の下落を意味するという。
　ハートネット氏　　その代わりに同氏は、国債、不動産投資信託（ＲＥＩＴ）、小型株、ブラジルなどの新興市場資産など「5％の利回りでは首が絞まるが、3－4％の利回りでは楽に息ができる」資産に機会があると強調した。