鈴木財務相、為替は｢場合によって適切な対応｣求められる－円安けん制

鈴木俊一財務相は13日、為替市場では「場合によって適切な対応を求められることもある」との見解を20カ国・地域（Ｇ20）財務相・中央銀行総裁会議で述べたことを明らかにした。
米国債利回りの上昇から円安圧力が生じており、12日に発表された9月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）が予想を上回ったことが、足元の円安の引き金となった。
　円は日米金利差を背景に、今年に入り12％を超える値下がりとなっている。
　財務省幹部は鈴木財務相の会見での発言について、市場への警告を意図していると述べた。