7月米雇用統計、FRBに9月行動迫る内容ない-市場関係者の見方
記事を要約すると以下のとおり。
◎プリンシパル・アセット・マネジメントのチーフ・グローバルストラテジスト、シーマ・シャー氏: 7月の米雇用統計で連邦公開市場委員会(FOMC)のジレンマが解消されることはない。次回FOMC会合までに雇用統計の発表があと1回あるが、明確な方向性が出てこない場合、FOMCが9月に行動するには雇用の伸びと賃金増加の両方で大きな上方向のサプライズが必要とみられる。◎BMOキャピタル・マーケッツのストラテジスト、イアン・リンジェン氏: 今後3、4カ月に状況は大きく変わり得るが、現在のところソフトランディングのシナリオに変化はない。労働市場は減速し、インフレは鈍化している。最近のインフレ指標と雇用の伸び鈍化を踏まえると、FOMCは9月会合でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.50%のレンジで据え置きそうだ。雇用減速と、懸念を生じさせるほど高い賃金の伸びのどちらに投資家が注目するか興味深く見ていきたい。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 7月米雇用統計、FRBに9月行動迫る内容ない-市場関係者の見方