ＥＣＢ、流動性リスクを再考へ－クレディＳ問題で調査強化の公算大

クレディ・スイス・グループとシリコンバレー銀行（ＳＶＢ）で急速に進行した信頼感の危機を受け、欧州中央銀行（ＥＣＢ）の当局者は流動性リスクの扱いを再考している。
　流動性基準を厳格化したが、デジタルバンキングの進展で預金者はクリック一つで資金を移すことができる。
　米銀シティグループのジェーン・フレーザー最高経営責任者（ＣＥＯ）は、数回のクリックで数百万ドルを動かす力のあるモバイルアプリケーションが銀行取り付けに対するバンカーの対処法を大きく変えたと指摘した。
ＦＲＢが中規模銀行の資金調達を確保するため定期預金の定着性の見通しを問うことになるという。
　ＥＣＢの報道官はコメントを避けた。