ＦＲＢに債券トレーダー屈服、利下げ予想後退－昨年末から状況一転

米債券トレーダーは市場の最も古い教訓の一つにようやく耳を傾けつつある。
12月にはパウエル連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長が利上げ終了を示唆したことを受け、当局の予想とは相違があっても、積極的な金融緩和にかじを切り今年3月にも最初の利下げが4回、多くても5回にとどまるとの見方を織り込み始めた。
これは当局の想定を1ポイント上回る水準が見込まれていただけに、大きなシフトだ。
だが投資家のリスクを限定するかもしれない。
  　　ペンソ・アドバイザーズの創業者アリ・バーグマン氏は、「インフレ鈍化が継続するかどうかに左右され、見通しは変わる可能性もある。」