FRBの利上げピークに接近、世界的な引き締めサイクル終了視野に
記事を要約すると以下のとおり。
ブルームバーグがモニターする主要23カ国・地域のうち、少なくとも20の中銀が2024年に利下げに踏み切ると見込まれる。植田和男新総裁の下、来年まで日銀の金利変更は見込まれていない。 その一方で、米シリコンバレー銀行(SVB)経営破綻やUBSグループによるクレディ・スイス・グループ救済合併は反対方向に作用するものだとした上で、「これまでのところ、広範囲の銀行危機の兆しは限られており、引き締めの議論の方が勝っている。」 当局者も排除はしていない。 投資家はFF金利が5%を下回る水準でピークを付け、金融当局が年末までに計約0.5ポイント利下げすると予測している。 その上で、23年後半にマイルドなリセッション(景気後退)に陥る公算が大きいものの、年内は金利をピーク水準に据え置くだろうとの見解を示した。 これは、今四半期中の政策決定会合が注目されるのはほぼ確実だろう。「植田氏は4月に中立バイアスにシフトするかもしれない」としつつも、「彼がYCCを撤廃する可能性には懐疑的だとみている。
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