JPモルガンなど大手行決算、金利上昇で好調-小規模行から預金流入も
記事を要約すると以下のとおり。
JPモルガン・チェースと
シティグループ、
ウェルズ・ファーゴの米銀行大手3行は、小規模行を先月破綻に追い込んだ金利の上昇から想定外の恩恵を受けている。米連邦公開市場委員会(FOMC)による利上げを受け、3行ともに純金利収入が前年同期から急増した。多くの銀行は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)時に預金者から集めた資金の余剰部分を、米国債や住宅ローン担保証券(MBS)といった安全資産に投入し、少しでも利回りを得ようとした。 こうした圧力をほとんど受けずに、割安価格での資産売却を強いられなかった大手行は14日、金利上昇が貸し出し業務からの収入に拍車をかけていると語った。預金の流入がいつまで続くのかということだ。JPモルガンのバーナムCFOは、「私たちは定着性について現実的だと述べた。」「ますます多くの預金が流出しており、ETF(上場投資信託)やあらゆる形態のキャッシュ、MMFに流れている」と指摘。こうした圧力が高まると、銀行は利益を削ることになる。 銀行業界大手の業績の底堅さは、インフレとの闘いを和らげるためにFOMCにかかる圧力の一部を軽減する可能性がある。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース JPモルガンなど大手行決算、金利上昇で好調-小規模行から預金流入も