33年ぶり高値の日本株を襲う複数のリスク、新年相場の重荷になる恐れ
記事を要約すると以下のとおり。
33年ぶりの高値圏にある日本株相場は、少なくとも今後数カ月はいくつかの要因が重荷となり、新高値を更新できない恐れがある。 ブルームバーグの調査によると、ストラテジストらは24年年央には日経平均株価が再び33年ぶりの高値を更新するとみるが、前半は5つのリスクとは「円高」「投資銘柄の集中」「個人消費の低迷」「海外株式市場との競争」「日本の政治スキャンダル」だ。円安頼み 円相場は11月以降、対ドルで5%上昇した。 野村証の松沢氏は「今年の日本市場の上昇の一部は為替の動きによって押し上げられたものだ」と指摘。一方、日本の自動車をアンダーウエートとしている。米ゴールドマン、日本株は投資家満員で混雑-上値追いは難しい局面に ジャパンマクロ・ドットコムのストラテジストを務めるニール・ニューマン氏によると、中国への投資が難しいと判断した投資家の多くは日本に資金を振り向けたが、専門知識に乏しく、ソニーグループや日立製作所などの大企業に投資先が集中したという。GDP改定は下方修正、個人消費など下振れ-景気回復の弱さ示す 賃金の上昇がインフレ率の伸びに追いついていないことが消費の鈍さにつながっているほか、長期的には世界でも有数の少子高齢化の進展が影響していると投資家の資金は日本から海外株式市場との競争 日銀が金融政策の引き締めに動き出す可能性がある一方、米国など海外の主要中央銀行は利下げに動き、金利が低下するなら、グローバル投資家はみている。 サクソ・マーケッツのマーケット・ストラテジスト、チャルー・チャナナ氏は「FRBの基調に変化が見られれば、投資家は米国株式市場に戻ってくるだろう」と予想。売り圧力を強めさせる一因となった。
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