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ウサギとカメの道徳的教訓「カメはコツコツやり続けていたから成功した」は本当か。

ウサギとカメとは

ウサギとカメが山の頂上まで競争する約束をして同時に出発したが、ウサギは早くから有利と見ていたのに油断して昼寝をしてしまい、気がつくとカメはすでに目標を達成していた。

大雑把にいえば、亀がコツコツやり続けていたから成功した、という教訓的な話です。

また、ある人は、亀が目標を見失わなかったことが最も重要な点だと強調するかもしれません。しかし、私はこの教訓が本当に真実なのか、考えてみたいのです。ウサギが好きな私は、もしかしたらウサギを擁護しているのかもしれない。

稼働時間の効率性

時間効率性は圧倒的にウサギの方が高い。
現代社会において時間効率が高いことは絶対的に有利だ。
効率追求することなく現代社会はあり得ない、とでも言うべきかもしれない。

生産性の最大化は、現代社会の最大の原動力です。
ウサギは、その素早い性格で知られ、時間を有効に使うことができます。
現代社会がうまく機能しているかどうかは、間違いなく、効果を最大化する能力に大きく依存しているのです。

稼働時間の効率性に対する反論

時間効率性が本当にいいことなのか、それだけを単純な評価指標にしてはいけないと私自身は思っている。
部分最適と全体最適 という考え方があるからだ。

また、速さの追求だけではなく、質の追求も大切だと。
特に日本人はそのプロセスの心持ちのようなことに注目しがち。
勝つにしても勝つ側の態度があるだろう、みたいなことはよく話題になる。

仕事の潜在能力

カメと同じ時間があれば、ウサギはカメより多くのことを成し遂げることができます。
また、より良い結果を得るために、自分を高めることに時間を割くことができます。

そしてその能力は、環境適応能力の差として現れることになります。

ウサギは環境の変化には強いが、変化のない日常が続くと飽きてストレスで死んでしまう。
だから常に新しい刺激を求めている。つまりそれは、瞬発力タイプ。

一方、カメは環境に適応しようと頑張るタイプであり、それは持久力タイプということ。

そもそも 目標が正しいのか?

ウサギとカメの話を仕事に当てはめて考えるときに、そもそもその目標は正しいのか、ということは考えなくてはならない。

間違った目標に向かって、目標を疑いもせずにコツコツ仕事を続けることは決して正しくない。
気がついた時に軌道修正をしようにも、スピードが遅いことは致命的になることもある。

本人の幸せ

いわゆるワークライフバランスという面で、単純に時間配分でいえば圧倒的にウサギの方がバランスが取れている。
仕事はあっという間に終わらせ、自分の自由なことに時間を使うことができる。

カメ本人にとっても、本人が幸せかどうかは、他人が評価することではない。
しかし、早く終わらせることができれば他のことに時間をあたられるはずができていない、ということならば、多分、満足度は低いだろうな、と察することはできる。

仕事での自己実現

しかしこれも、ウサギについてあえて言えば、もっと仕事がしたいのに仕事がない、ということかもしれない。

カメにとっても、仕事に没頭する、仕事だけにどっぷりつかっていることができる、ということが幸せであり自己実現なのだとすると、本人は幸せの絶頂だろうな、という気もする。

ゆっくりコツコツ進んでいることで、途中の景色を楽しむことができる、自己対話・内省の時間を持ち充実している、ということがあるかもしれない。

本当の教訓

例えば会社の人材の仕事ぶりを評価する、というようなことならば、ウサギの方が効率性の点で優れているかもしれない。
また、仕事の種類によっては持久力タイプの方が向いているものもあり、その点ではカメの方が適任だ、という評価もあるかもしれない。

しかし、「カメはコツコツやり続けていたから成功した」という教訓は何か違和感がある、と思っていた。

この話から得るべき教訓は、「『ゴールに早く着いた方が勝ち』 というルールの下でカメが勝った」 という話ではないか、と思う。

スペック的にも、大抵の評価基準でウサギの方が勝っている、と思われるが、そうではない評価基準やルールを持ち込めばカメでも勝てる、ということ。

ウサギがカメに勝っている点は、足が速い、効率的に仕事ができる、ふわふわでかわいい、干支に入っている、などなどあると思うが、
カメだって、長生きする、水陸両用、コツコツ仕事ができる、縁起の良い動物と言われる、などなど、ウサギに勝てる点はたくさんあるのだ。

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