大規模緩和は「成功」、日本経済の潜在力が十分発揮-日銀の黒田総裁
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行の黒田東彦総裁は10日、過去10年の大規模な金融緩和について、2%の物価安定目標を実現できなかったことは残念としながらも、日本経済の潜在的な力が十分発揮されたという意味で「成功だった」と振り返った。2年程度での物価目標実現の宣言と合わせて打ち出し、大規模な金融緩和策の現状維持を決めた。長期金利の許容変動幅も上下0.5%に据え置いた。昨年来の債券市場の金利形成が定着していくには、ある程度時間を要すると述べた。 多額の上場投資信託(ETF)の購入を反省しているかとの質問に対しては「何の反省もないし、負の遺産でもない」と答えた。 黒田総裁は植田氏について、「素晴らしいエコノミストであり、金融政策に精通し、信頼していると述べた。」
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