【米国市況】ナスダック100、週間で11月以来の大幅高－ドル129円後半

27日の米株式相場は続伸。
週間ベースでは昨年11月以来の大幅高となった。
来週にはアップルやアマゾン・ドット・コム、メタなどが決算を発表した大手企業はおおむね業績が小幅に予想を上回っていると指摘。
　昨年12月の米個人消費支出（ＰＣＥ）価格指数は、総合指数および食品とエネルギーを除くコア指数の上昇が共に前年同月比ベースで一段と鈍化。
米ＰＣＥ価格指数、12月に一段と減速－小幅利上げ観測を後押し(3)1年先の米インフレ期待がさらに低下、消費者マインドを押し上げ(2)　　ケストラ・インベストメント・マネジメントのカーラ・マーフィー最高投資責任者（ＣＩＯ）は「市場はインフレ制圧の見方で上昇してきたが、私には問題が片付いたとの確信はまだない」と話す。
景気がどう反応するのかも常に確信を持てるわけではないと述べた。
国債直近値前営業日比(bp)変化率米30年債利回り3.51%1.640.4%米2年債利回り3.62%-1.66-0.01％）の利上げを実施するとの期待は「一歩行き過ぎだ」と指摘。
米国債利回りや米国株の上昇が背景。
対ドルでは129円台後半。
上方向へのドル調整が実現する可能性もあるとリポートに記した。
ＷＴＩ先物と100日移動平均出所：Ｎｙｍｅｘ　　それでも需要見通しの明るさが相場を支えており、1バレル＝79.68ドルで取引終了。
ロンドンＩＣＥの北海ブレント3月限は81セント（0.9％）安の86.66ドル。
米インフレ統計が予想に近い結果となり、米金融当局が利上げペースをさらに減速させる可能性が意識された。
その上で「金融環境はすでに急速に緩和されつつあり、雇用と成長はともに力強いため、米金融当局は警戒を解かないだろう」と述べ、「ハト派的な利上げにはならないはずだと続けた。