【米国市況】ハイテクに売りで株反落、利回り上昇－ドル148円台後半

31日の米金融市場では株式が反落し、国債利回りが上昇。
米株は反落－ハイテク株安い、エネルギー関連銘柄は乱高下米国債は下落、2年債利回りは一時4.5％台に上昇ドル上昇、対円で148円台後半－米大幅利上げ観測でＮＹ原油は続落、月間で1960年代後期以来の7カ月連続安　　大型ハイテク株が売られ、Ｓ＆Ｐ500種株価指数を押し下げた。
ナスダック総合指数は1％低下。
　米国債は下落。
2年債利回りは日中、4.5ポイントで見方が分かれている。
　　外国為替市場ではドルが主要通貨のうち、ポンドは対ドル下落率が特に大きかった。
　シティグループのバシレイオス・ギオナキス氏は「市場はこれまでに、英財政政策の180度転換を完全に消化した。」
　主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.8％安の1ユーロ＝0.7％上昇。
ただ需給がさらに締め付けられる見通しを背景に、月間では5カ月ぶりの上昇となった。
　一方で中国発の需要不安は原油価格の向かい風となっている。
ＷＴＩ先物の月間変化率出所：ＮＹＭＥＸ　　ビトル・グループのラッセル・ハーディー最高経営責任者（ＣＥＯ）は今年のエネルギー価格急騰について、「依然として多くの国に痛みと困難をもたらしているとブルームバーグ・テレビジョンで指摘。」
ロンドンＩＣＥの北海ブレント12月限は94セント安の94.83ドル。
月間ベースでは7カ月連続で下げ、少なくとも1960年代後期以来の長期下落局面となった。
市場の関心はＦＯＭＣに集中。
「金には年末まで下向きのリスクがみられる」と述べた。