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ウォール街のプロも惑わす相場の急展開、謙虚さ必要との教訓に

記事を要約すると以下のとおり。

米経済指標がインフレ率の上昇と成長の鈍化を示し、米2年債利回りが5%に向けて上昇する局面で、市場の楽観ムードが消えつつあると感じたビル・グロース氏は、いわゆる「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる大手テクノロジー企業のような株式銘柄を卒業する時が来たと 指摘した。
マイクロソフトとグーグルの親会社アルファベットが発表した決算内容で、短期的な市場動向を把握しようとする全ての投資家が正念場を迎えている。
 マクロ指標が発するシグナルは強弱混在の状況が続く。
 それでも、マネーマネジャーらは、数年後の利益計上を約束する企業の割高な株式を買い続け、S&P500種株価指数は週間で2.5%余り上昇した。
こうした状況を示す一例として、メタ・プラットフォームズとIBMは、25日だけで時価総額が計1500億ドル(約23兆7500億円)減少した。
1-3月のGDP統計は、成長率が前期比年率1.6%、PCEコア価格指数が3.7%上昇と、いずれもブルームバーグ調査の全ての予測から外れる結果となり、ひときわ教訓になった。
「謙虚な姿勢を保ち、物事がどっちに転ぶか分からないということを認めるのは難しい」ため、分散投資とテールリスクヘッジ組み入れの重要性を議論することが必要だと話す。
 今週は、どの市場でも「回復力」がテーマになった。
投資家のセンチメントとポジショニングに関する同社独自の評価では赤信号がともる状況に近づいていないと指摘した。
ナスダック100(NDX)の予想される変動率を表す指標、シカゴ・オプション取引所NDXボラティリティー指数は、先週に10月以来の高水準に急騰した後、20前後で推移している。
 ただ、来週には、ウォール街の強気ムードと根強いインフレ圧力を背景に米連邦公開市場委員会(FOMC)会合が開かれ、引き続き注意が必要となりそうだ。
同氏が言及した「ピボットパーティー」とは、米金融緩和サイクルが近いとの見通しによって正当化された株価と債券価格の上昇と定義される。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ウォール街のプロも惑わす相場の急展開、謙虚さ必要との教訓に

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