ゴールドマンの「お荷物」か－消費者事業の先行き不透明で市場失望

米 ゴールドマン・サックス・グループは2月28日に開いたインベスターデーのイベントで投資家に新たな切り口を示して同社株上昇のきっかけを作ろうとした。
しかし野心的な新目標が提示されなかったことに加え、低迷する消費者事業の先行きに関して不透明さが増し、市場は失望した。
この結果、年初来の上昇率は2.4％と、主要投資銀行で最低となった。
　ロイヤル・バンク・オブ・カナダ（ＲＢＣ）の銀行アナリスト、ジェラード・キャシディ氏はインタビューで消費者事業に関し、「これはゴールドマンのお荷物だと指摘。」
全てを売却する。
　ゴールドマンは既に消費者分野への野心を後退させ、残る事業を束ねて新たにプラットフォーム・ソリューションズ部門を設けた。
2兆5000億ドルから来年には450億ドル弱まで引き下げるとした。
　ゴールドマンは今年1月、コスト削減を目指し、全従業員数の6.5％に相当する約3200人の削減に着手した。
多くの幹部が戦略ミスに不満を募らせており、ソロモン氏は「ゴールドマンの旧来の中核ビジネスを見ると、バンキングやトレーディング、そして現在は資産管理・ウェルスマネジメントと、非常に好調だ。」