日本株ロング・香港株ショート取引、ファンドが解消か－ゴールドマン

世界の資産運用会社は人気の高い日本株ロング、香港株ショートの取引を解消し始めている可能性があると、ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。
    　　日本株はここ数週間、1－3月（第1四半期）の急上昇から反転している。
中国政府の政策支援と中国本土からの資金流入が原動力だ。
集中した取引　　ウィリー・チャン氏率いるバンク・オブ・アメリカ証券のストラテジストは29日のリポートで「米国の金利が高止まりする可能性があるため、ファンドが人工知能（ＡＩ）、日本、米国など集中した取引から中国市場へと巻き戻しやリバランスを続けたため、香港上場の中国株が急騰した」と説明した。
　中信建投証券（ＣＳＣファイナンシャル）のアナリスト、グオ・チェン氏は、日本株離れの一因は円安にもあるだろうと指摘する。
　モルガン・スタンレーのストラテジスト、ギルバート・ウォン氏（香港在勤）は現在の動きは「ファンダメンタルズに左右されてのものではなく、通常は短期間で終わるものだ。」