ラガルド氏が9月政策に言及せず、利上げか停止か左右するCPI注目
記事を要約すると以下のとおり。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がジャクソンホール会合(米カンザスシティー連銀主催シンポジウム)で9月の政策に言及するのを避けたことで、ユーロ圏の金融政策にとって今週のデータがますます重要になった。31日に発表される8月の消費者物価指数(CPI)が、利上げ継続が必要か、景気見通しの悪化が停止を正当化するかを左右する要素になる。 ラトビア中銀のカザークス総裁は25日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「コアインフレ率はまだかなり高く、明確な低下傾向は見られない。」 一方、ポルトガル中銀のセンテノ総裁は「6月の予測で指摘した下振れリスクが現実のものとなった」と、異なる論調を示し、インフレ下押し圧力が高まるとの見通しを強めた。実体経済に関するデータが下向きで、8月のインフレ率の上向きサプライズがなければ、ECBは9月に静観する可能性がやや高いようだと分析した。今月初めには完全に織り込まれていた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ラガルド氏が9月政策に言及せず、利上げか停止か左右するCPI注目