ＯＥＣＤ、24年世界成長率は2.7％－利上げや中国低迷踏まえ下方修正

経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）は19日、世界経済が鈍化に向かっているとの見方を示した。
　ＯＥＣＤは成長予想が下振れするリスクがあるとも説明。
　「エネルギー価格下落と中国経済の本格再開で23年は予想より強く始まったが、世界の成長は鈍化する見込みで、「金融政策引き締めのインパクトが一段と顕在化しており、企業と消費者の信頼感は低下し、中国の回復は弱まったと指摘した。」
　多くの国で総合インフレ率が低下しつつあるものの、コアインフレ率は高止まりしており、インフレ退治の手綱を緩めることにＯＥＣＤは警戒を呼びかけた。
ドイツ経済が今年、マイナス0.2％成長に鈍化する見通し。
　ＯＥＣＤの下方修正は特に中国に対し顕著だ。