【米国市況】ドル150円台前半、32年ぶり円安更新－Ｓ＆Ｐ500種は続落

20日の米金融市場では株式が続落し、国債利回りが上昇。
米株続落、10年債利回り4.24％に上昇円安が加速、一時150円20銭台－介入への警戒強まるＮＹ原油ほぼ横ばい、株安重し－中国コロナ巡る楽観で買いもＮＹ金先物は小反発、1オンス＝1636.80ドル　　Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前日比0.3％）安の30333.59ドル。
ナスダック総合指数は0.6％低下。
　シティー・インデックスの市場アナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「株式市場はまだ危機を脱していない」とコメント。
　テスラやＩＢＭなどの企業決算も投資家の関心を集めた。
ニューヨーク時間午後4時21分現在、10年債利回りは10ベーシスポイント（ｂｐ、1ｂｐ＝0.01％）上昇して4.24％。
日本当局による再度の円買い・ドル売り介入への警戒も強まっている。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1％高となった。
150円またはその他の水準が許容できない一線だとのメッセージを発することは避けたいかもしれない。
今こそ介入せざるを得ないだろうと思うと語った。
　ＵＳバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏は「原油市場は依然として方向性を探っている」と指摘。
この日が最終取引日だった11月限は3セント安の92.38ドル。
ニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金先物12月限は前日比0.2％高の1オンス＝1636.80ドルで終了した。
　金連動型上場投資信託（ＥＴＦ）からの資金流出は加速しており、金にとって弱気なシグナルとなっている。
金相場は来年に持ち直す可能性があるとみている。