【米国市況】S&P500続落、国債利回りが景気後退懸念の強まり示唆
記事を要約すると以下のとおり。
アーク・インベストメント・マネジメントのキャシー・ウッド氏は、S&P500種が来年前半に新たな安値に沈むとの見方が強まりつつあるが、株式への投資を続けるべきだと指摘。「株式へのエクスポージャーを持たずに、すべての資金を債券と現金に投じ続けるのは現時点で誤りだ」とし、「株式相場はこの先も下落するが、その後は上昇する。米国債市場ではリセッション(景気後退)懸念が明白で、2年債の逆イールド幅は約40年ぶりの大きさに達した。国債直近値前営業日比(bp)変化率米30年債利回り4.26%-11.03-2.5% 米東部時間17時00分2年債利回り3.1%米2年債と2年債の逆イールドは極度な幅に広がっており、それが株式トレーダーらを「動揺させているのは間違いない」と指摘。「今の米金融当局はまだ金利を「より高く、より長期に」維持する議論の段階だ。 10年債利回りはロシアのプーチン大統領の発言を受けて一時13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げた。東京時間からニューヨーク時間早朝にかけて137円台後半で推移した後、ドル買いの勢いが失速した。為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1265.91-4.22-0.5ポイント引き上げ休止の可能性を示唆した。 ミーラ・チャンダン氏らJPモルガンのアナリストは、成長見通しが引き上げられる国が増える中、そうした見通しの改善は一段のドル下落を示唆しているとリポートで指摘。流動性が低下し、市場の活気が失われている。 CIBCプライベート・ウェルス・マネジメントのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「今の原油市場には押し目で買おうという意欲は文字通り一切見られない」と指摘。ガソリン在庫は530万バレル増え、需要鈍化を示唆した。ロンドンICEの北海ブレント2月限は2.18ドル下げて77.17ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は15.60ドル(0.9%)高の1オンス=1798ドルちょうどで引けた。
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