ドル・円は130円台後半、米景気後退懸念による米金利低下が重しに

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル＝130円台後半で推移。
 ドル・円は午前8時19分現在、前日比0.3％安の130円96銭5日は東京時間に131円84銭の高値を付けた後は、海外時間に一時130円64銭と約1週間ぶりの安値を付けた　　東海東京調査センターの柴田秀樹金利・為替シニアストラテジストは「金融不安はいったん和らいだものの、米地銀株指数は全然上がらず、銀行に対する懸念は払しょくされていない。」
米金利が下がる中でドルは買いにくくなると述べた。
　金融政策見通しに対する感応度が高い米2年国債利回りは3ｂｐ低下の3.31％付近となった。
今週に入ってからの雇用関連指標は軒並み前月から悪化が示され、労働市場の需給緩和が意識されている。
一方、円売り超過の需給がドル・円の下値を支えるため、130円台では買いが入りやすく「130円80銭から131円80銭ぐらいのレンジになりそうだ」とみる。