債券市場の期待打ち砕いたパウエル議長、ピーク金利は想定より高めに

米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）によるここ数十年で最も積極的な利上げサイクルから債券投資家の安心材料は見当たらない。
　ＦＯＭＣは引き続き利上げ方針を堅持しているもようで、経済がリセッション（景気後退）を回避しインフレが根強く減速しにくいことが判明すれば特にそうした姿勢を続ける見通しだ。
「パウエル議長はさらに一歩進んで、来月公表の四半期経済予測で当局者が示すターミナルレートの見通しが上昇すると示唆した」と付け加えた。
　パウエル議長､ピーク金利は従来想定から上昇-利上げペース鈍化も(3)　　    　　ウィズダム・ツリーの債券戦略責任者、ケビン・フラナガン氏は、「市場にとって重要なのはターミナルレートが最終的にどこで落ち着き、その水準にどれだけ長くとどまるかだと指摘。」