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分断化される世界-2023年はエネルギーと半導体、台湾が火種か

記事を要約すると以下のとおり。

世界は今、大国間の対立が経済の地図を塗り替えており、企業経営者は増えつつあるグローバルな火種を慎重に回避しながら進むことを余儀なくされている。
TheWorldIsBecomingMoreVolatileInthelastfewyears,measuresofeconomicunpredictabilityhavehitthehighestlevelsinrecenthistorySource:Baker,Bloom&Davis  WEFではこうした新たな地政学的リスクを中心に議論が行われる。
 コンサルティング会社ベインの「マクロ・トレンズ・グループ」のマネジングディレクター、カレン・ハリス氏(ニューヨーク在勤)は、「われわれの住む世界は、金融の脆弱(ぜいじゃく)性を含め一段と分断化されている。
武器化されるエネルギー  米国と同盟国によるロシアとの経済戦争ではエネルギーがその中心にある。
現在の上限価格は1バレル当たり60ドル。
ロシアにはさらに、供給を完全に停止する選択肢もある。
ディーゼルなどロシア産の精製品に対する同様の規制が来月から実施される。
これまでのところ欧州の暖冬がガス不足の深刻度を和らげ、ガス・電力価格は下落している。
 バイデン米政権はこの1年間、中国による最先端半導体の購入・製造を阻止するため、輸出規制を含むさまざまな手段を行使してきた。
これに対し中国政府は、同国の経済発展を阻むことを狙った幅広い取り組みの一環だと批判している。
 米国の規制に従うことはコストを伴う。
台湾巡る冷戦懸念  米欧の指導者らは、台湾が新たな冷戦における次の前線となり、武力行使に至ることを懸念している。
バイデン大統領はウクライナへの米軍派遣の可能性は否定したものの、中国が軍事侵攻すれば米国は台湾を守ると明言した。
中国による台湾侵攻とそれへの西側諸国の対応は、「誰もが備えている不測の事態だと、国際金融協会(IIF)のティム・アダムズ専務理事は指摘。」
「フレンド・ショアリング」と補助  各国政府は、国政術の手段として自国の経済力をてこに国益を追求する姿勢を強めている。
そのため各国は国内生産業者への補助を増やし、自由貿易の王道から離れようとしており、これはすでに摩擦を引き起こしている。
こうした措置に欧州は強く反発。
ドルの支配  ドル以外の通貨でビジネスを行う方法を模索する国が増えており、これは米国と敵対する国に限られた話ではない。
米国と欧州連合(EU)はロシアの準備金のうち約5000億ドルを合法的に押収しウクライナ復興に充てる方法を探っている。
中銀から商品取引に至るまであらゆる分野で定着しており、明確な代替候補は見当たらない。
 米国とその同盟国にとってのリスクは2つある。
もし国際金融システムが武器化すれば、それに代わるものが育つだろうと語った。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 分断化される世界-2023年はエネルギーと半導体、台湾が火種か

Twitterでの意見

Tatsuhiro Yasuda
意識の問題をゲーミフィケーションとディゲミーフィケーション、ゲーム化と脱ゲーム化で分けて考えると双方は相容れず葛藤して口も訊いてくれなくなる関係に分断してしまうということもある。恣意的に見える知覚される世界を限定し他人の意向をいちいち気にしなくてはいけないのはどちらか?
CoxonCoxon
世界は狙い通りの分断された状態なのでしょう。 アメリカが武器を売り、民主化を謳い、戦争を支援する。ウクライナの土地は外国に売られ、兵器開発の拠点にされる。 唯一戦争をしなかったトランプ以外は、アメリカが通った道には戦争が生まれる。
awa_dayo
ウクライナ問題でなく何もかもでしょ? 世界で失敗した事を周回遅れでやろうとする日本。 原発推進や水道民営化もその一つだよね。 犬猿の仲だったサウジとイランの関係修復も 欧米を驚かせたのではないかな? 燃料、食糧でEUは分断される予感がする。

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