米ベインが日本での投資ペース加速、大阪に第２拠点設置へ－担当幹部

米投資ファンドの ベイン・キャピタルは、日本での投資ペースを加速する。
　米欧での金利急上昇や株安などを背景に、投資ファンドを取り巻く環境は悪化。
日本の買収案件は減少傾向件数は昨年過去最高を記録出典:Preqin　　ベインを中心としたファンド連合による日立金属への株式公開買い付け（ＴＯＢ）が10月に成立。
ベインは東芝の買収について、グロスロー氏は「大企業が宝物を手放すインパクトに買収額の大きさもあり、時代を代表する案件の一つだ」と指摘。
　日立金属の成長戦略としては「高いシェアや技術的優位性のある分野で集中投資を続ける」とし、規模は「数億ドルではなく数十億ドル（10億ドルは約1460億円）の桁になる」と言及した。
ＰＥ市場開拓に余地　　グロスロー氏は、日本は欧米と比べプライベートエクイティー（ＰＥ、未公開株）投資の受け入れに時間がかかった分、開拓の余地も大きいとみる。
これまでに25以上、総額400億ドル超の投資案件を実行しており、陣容は50人超に拡大している。
　グロスロー氏は10月25日まで。