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FRB議長のトーン変化、雇用への傾斜で物価高止まり見込む債券市場

記事を要約すると以下のとおり。

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が雇用市場の保護を重視する姿勢を強めつつあることで、債券市場ではインフレ高止まりを見込んだ戦略が勢いを増している。
3月20日に公表された当局者の経済見通しでは、2024年の米ブレークイーブン・レート出所:ブルームバーグ  こうした見方を示しているのはマグナスン氏に限らない。
マーク・カバナ氏が率いるバンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト陣は27日、30年物ブレークイーブンに賭けることを推奨した。
5年物ブレークイーブン・レート(5年物の通常国債とTIPSの利回り差)は足元2.43%前後で、2022年初めにつけたピークの約3.76%は大きく下回っているが、昨年12月の低水準を約40ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回っている。
ウォラーFRB理事、利下げ遅らせるか回数減が適切-最近の統計受け  ブレークイーブン・レートが一段と上昇すれば、イールドカーブのスティープ化を見込んだ取引を促しそうだ。
 米金融当局による最新の経済見通しでは、インフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数の上昇率が今年と来年、目標の2.8%で、コロナ禍前の2.2%から上昇している。
変動の大きい食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数については、今年の予想を従来の2.4%から2.6%に引き上げた。
 マクロ調査会社ビアンコ・リサーチの創業者ジム・ビアンコ氏は、米金融当局はインフレ率が高止まりする中で利下げに動くことでリスクを冒していると指摘する。
 ウィンショア・キャピタル・パートナーズのマネジングパートナー、ガング・フー氏によると、パウエル議長は先週、インフレとの闘いと労働市場の保護に対するリスクについてバランスを取るというメッセージを発した。
「米金融当局はインフレ率よりも失業率に一段と注目しつつある。」

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース FRB議長のトーン変化、雇用への傾斜で物価高止まり見込む債券市場

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